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校内を歩くと,静寂の中,教室やグラウンドからの熱気にあふれた教師の声,そして,声の方向に視線を集中し,全てを吸収しようとする真剣でひたむきな生徒の姿。いつでも,どの場面でも見られる光景です。
放課後は生徒の呼吸音,ボールのはじける音,楽器や歌声が青陵の空間で共振し,一つの定常波となってエネルギーを充満させています。そのエネルギーを肌で感じることができるのです。
校長 田中 尚
中庭には木々に群れる鳥のさえずり,ほのかに香りを漂わせる季節の花があふれています。そのなかに居ると,育ちゆくものに関われる「喜び」,「感謝」といった純粋な気持ちが自然と沸き上がってきます。詩人であればこの気持ちをうまく表現できるのだろうともどかしさを感じます。ここは青陵高校だと実感する瞬間でもあります。
体育館で講話をすると二千個の眼球から発せられる光子の圧力を感じます。その圧力に抗して進む,自分の言葉を乗せた音波が吸収してもらえるエネルギーレベルになっているのか,いつも緊張感をもって臨んでいます。
青陵で教鞭を執る教師は恵まれた環境にいることを自覚しています。自分が工夫した教材をいくらでも吸収してもらえるのです。教師としてこれ以上の喜びはないと思います。
高い志をもった生徒たちは,相互作用により自ら発熱し,エネルギー準位を高めています。高質な学力を身に付け,相互に認め合いながら人間力を高めていっているのです。学校はトリガー(引き金)の役割を果たしているに過ぎないと感じます。
間違いなく,この生徒たちが,課題の山積した日本を支え,さらなる発展に導いてくれると確信しています。
我々教職員は,これからも,このすばらしい生徒達と過ごせる幸せに感謝し,全力で支援していきます。