2年生 人権LHR 模擬裁判劇① (H23.2.14)

          

 人権LHRとして,総合学習模擬裁判講座の生徒による裁判劇が7限にくすのき会館で行われました。模擬裁判講座では,実際の裁判の傍聴や現役の裁判官・検事・弁護士の方々の出張講座などを通して,裁判制度についての理解,そして「人が人を裁く」ことについての考えを深めてきました。この裁判劇はその集大成です。講座生は,日本弁護士会による「ドメスティック・バイオレンス殺人未遂事件」のシナリオを基に,弁護士の先生方に何度も助言をいただきながら,登場人物の細かい性格作りから劇の弁論を制作してきました。講座生は検察グループと弁護グループに分かれ,それぞれが独立してシナリオを作っていきました。そして本日の劇のうち,証人尋問と被告人質問の部分は完全なアドリブで行われました。そのため初めのうちは双方が緊張した様子でしたが,質問が事件発生の瞬間に及ぶにつれて白熱したやりとりとなり,検察側が弁護側に大胆にも事件の様子を実際に再現するよう要求すると,観客も大いに盛り上がりました。もっとも,講座生以外の生徒も木曜日にそれぞれに判決を決めることになっているため,真剣に双方の主張に聞き入っていました。

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