2年生総学ゼミ校外研修(H24.11.20)

 2年生の総学ゼミは6・7限の2時間連続の時間を設け、1時間のゼミではできない活動を行いました。校外に出たゼミは4つで70人以上の生徒が有意義な時間を過ごしました。

「プログラミングでわかる整数」ゼミは22名の生徒が貸切バスで岡山大学環境理工学部環境数理学科に訪問し、大学教授の暗号理論の講義と大学院生のインフルエンザの感染シュミレーションの発表を聞きました。内容的には高校生には難しい話だったかもしれませんが、数学を発展させ、コンピュータによる暗号や、乱数を利用したシュミレーションでどのように感染を防ぐかなど、社会に役立つ研究をしている学科であることがわかり、非常に有意義な2時間を過ごすことができました。ゼミの学生も親切で、本校の卒業生も親身に対応してくれました。これからの研究活動に役立つ大事な経験だったと思います。本当にありがとうございました。

 「眼力トレーニング」ゼミ13人は井原田中美術館に貸切バスで訪問しました。当ゼミは、ものを見る目を高めることで教養や考える力・生きる力を付けていくことを目指しています。今日は108歳まで高い志で木彫に取り組んだ平櫛田中の作品を見に行きました。

 結果としての彫刻はもとより100歳のときに30年間分の材木を購入する気概とか、余技で楽しんだ書が、年齢とともにどんどん向上していることなど示唆に冨んだ人物です。

 そうした田中作品群を目の当たりにした上、今はちょうど上野の西洋美術館からルノワール、ピカソ、ムンク、ロダン等の作品が来ていて、とても贅沢な鑑賞会が実現しました。

 

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