【サッカー部】黒潮CAMP2024(チームビルディング合宿)2024.3.26~3.28

 倉敷青陵高校サッカー部本年度の活動の締めくくりは、昨年に引き続いて、黒潮CAMPです。3月26日~28日の2泊3日で、高知県黒潮町、土佐西南大規模公園のピッチを使用させていただきました。この合宿は選手のコミュニケーション能力やプレゼン力を育成する合宿です。50ページにわたる冊子を用いて、選手自身がプログラムの進行やゲーム分析を、主体性をもって行いながら、チームとしての成果を目指す合宿となっています。今年度は、倉敷青陵高校、岡山城東高校、岡山操山高校、倉敷南高校、岡山芳泉高校の5校、約110名が参加しました。

3月26日(火)
 各校を出発したバスが倉敷南高校に一度集合し、「隣の座席は他校の選手!」という条件の元、バスを乗り換えます。緊張と不安で、なかなか打ち解けられず、沈黙が続きました。しばらくするとバス内でもチームビルディングのプログラムが開始されました。サッカーに関するクイズですが、個人で回答するものだけでなく、周囲の助けがないと回答できないものなどが織り交ぜられており、自然と会話が始まります。その後、他校の選手の情報を50人分集めなければならないプログラムもあり、どんどん打ち解けていきました。このCAMPでは学校を超えたチーム編成が行われており、初めて会う選手同士でチームビルディングをしていかなければなりません。サッカーという共通のスポーツを通して、少し緊張がほぐれた初日でした。

3月27日(水)
 朝は太平洋の波の音の大きさを再確認した目覚めでした。朝の気持ちの良い散歩から始まり、ライフキネティックトレーニングや試合などを通して、昨日よりさらにチームとして成長している実感がありました。この合宿では最終日に成果発表会があるため、サッカーの試合を行うだけでなく、ゲーム毎のデータを収集し、ゲーム分析を行うことで、チーム改善に役立てます。今年はSOLTILO Knowsの竹内さんの協力の元、トラッキングデータを収集し、ゲーム分析に役立てました。お昼は待ちに待ったカツオの藁焼き体験を行いました。何度食べても新鮮で、自らさばくカツオはけた違いにおいしかったです。その後、前日の反省を生かした試合を行った後は、一番盛り上がった謎解きゲーム大会です。どのチームも笑い声が絶えない時間を過ごし、チームの仲が一層強まりました。夜はプレゼンの制作とクアルト大会を行いました。客観的思考などが必要なボードゲームです。この合宿ではその他にもブラインドサッカーなど様々なプログラムがあり、色んな選手の得意不得意をチームとして補い合う姿勢が自然と育まれます。

3月28日(木)  
 最終日は2日間かけて親睦を深めたチームから離れ、自校のチームに戻りました。ここで気づかされたのは自校のチームの居心地の良さでした。慣れ親しんだ自校のチームでの活動も、前日の2日間の成果からなのか、声の音量も大きく、ポジティブな声掛けが自然と増えているように感じられました。最後に成果発表のプレゼンを行い、個人pointのランキング発表を行いました。黒潮町長の松本様がご挨拶に来てくださり、広報誌のインタビューも受けました。この3日間で培ったスキルや繋がりを今後も大切にしながら、5校の総体での活躍と再会を約束して合宿を終えました。この合宿を企画・実現してくださった各校顧問の先生方や、砂浜美術館の山崎さん、Knowsの竹内さん、大変ありがとうございました。