ハンドボール部、高校総体で男女ともに準決勝へ進出!

 6月8日の高校総体で女子ハンドボール部が好敵手である真庭高校を破り、ベスト4に名乗りを上げた。真庭高校は、過去2回の公式戦でいずれも逆転の1点差で敗れ、涙をのんできた相手である。相手は1年生を含む最小人数7人のチームながら、経験者を中心にテンポのあるハンドボールを展開する強敵である。

 しかし、今回の青陵女子はリードしてからも緊張感を保ち、気持ちで負けずに最後までやりきった。キャプテンの堀口選手を中心に一つにまとまり、やり続ける粘り強さと気持ちの強さには感動さえ覚え、選手全員の大きな成長を感じることができた。本校が重視する「目標の実現に向け、気持ちや行動をコントロールする力」はこうやって育つのだ。終始、どの学校にも負けない大声援を送り続けた保護者・先輩の応援団も大きな力となった。

 また、青陵男子はシードのため、この日が初戦となった。相手の岡山操山高校には、かつて本校で指導にあたった先生が転任しており、こちらの内情を熟知されている。そのプレッシャーからか、序盤は気負いすぎて空回りが続き、体力と気力を削られる苦しい展開となったが、最後は何とか逃げ切った。ホッとする間もなく、1時間後にはベスト4を掛けた倉敷商業戦が待っている。

 前半を青陵2点リードで迎えた後半、倉商は自分たちの方が強いと信じて、迫ってきた。ここで引いては相手のペースになる、そう判断した中山先生は敢えて強気の7人攻撃を実行する。無人のゴールに入れられようとも、次々と選手変更と指示を出して、一時は5点差をつける。誰もが勝てるのではと思ったときが最も危険なときとはよく言ったもので、点数はじりじりと縮み、ラスト3分には1点差まで迫られた。倉商応援団、青陵応援団の大歓声が続くなか、倉商が同点に追いつくホイッスルが鳴り響いた。

 その直後の青陵の攻撃。残り時間1分で、誰もが流れは倉商だと思っているほんのちょっとのすきを見逃さない青陵選手の勇気あるプレイが、7mスローのチャンスを勝ち取った。キャプテンの巻田選手が冷静にこれを決めて静かなガッツポーズ。青陵1点リードで倉商の攻撃。ここで鍛え抜いた守備、固いゾーンディフェンスに敵の攻撃も激しさを増す。残り20秒で笛が鳴り、場内は緊張に包まれる。青陵ゴール前でのファールのホイッスルに、素早いリスタートからシュートが青陵ゴールに吸い込まれた。

 しかし、このファールは倉商のもので、青陵からのスタートのホイッスルだった。ここで試合終了のブザーが鳴り響き、選手たちは抱き合って喜ぶ。エース武田選手の両手を突き上げるガッツポーズが印象的だった。男女揃ってのビックゲームにスタンドは沸いた。

 今週末、男女ともに準決勝で対戦するのは第1シード校!怯むことなく青陵ハンドを体現してもらいたい。