令和7年度 芸術鑑賞会

5月26日(月)、倉敷市民会館にて芸術鑑賞会が開催されました。今回は東京演劇集団風による舞台『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』を鑑賞しました。
視覚と聴覚に障がいを持ちながらも、多くの困難を乗り越えたヘレン・ケラーの生き方を描いた舞台は、私たちに多くのことを問いかけてくれました。俳優の方々の熱演に加え、光や音の演出も印象的で、観ている私たちの心に深く響きました。
鑑賞後には、劇団の方によるバックヤードツアーと座談会が開かれ、舞台裏の仕組みや俳優の皆さんの思いを知る貴重な機会となりました。参加した生徒たちは熱心に耳を傾け、質問も活発に飛び交いました。
このような本物の芸術にふれる機会は、普段の学校生活ではなかなか得られない貴重な体験です。今後もこうした学びの場を大切にしていきたいと思います。
以下は、生徒の感想の一部です。

「サリバン先生のあきらめない姿勢を見て、自分も困難に直面しても前に進むことの大切さを実感した。熱気あふれる演技に感動し、自分ももっと努力しようという気持ちが湧いた。今、自分には夢があり、その実現は簡単ではないが、決してあきらめずに叶えたいと強く思った。ヘレン・ケラーのように、生きる喜びを人に伝えられる存在になれるよう、今を精一杯生きていきたい。」

「ヘレン・ケラーの姿を通して、「人の可能性」と「あきらめない心」の大切さを改めて実感した。サリバン先生との出会いによって世界とつながっていく過程は感動的で、当たり前の日常の尊さにも気づかされた。今後は感謝の気持ちを大切にし、困難にも努力を重ねて前に進みたいと感じた。」

「ヘレン・ケラーの物語というより、情熱的な教師サリバンの奮闘に焦点を当てた内容だったと感じた。アニーは大きな困難を抱えるヘレンに真剣に向き合い、彼女が世界を理解できるように導く姿が印象的で、感動して目頭が熱くなった。ラストシーンの直後に物語が終わったことには驚きがあった。」