笹埜健斗氏による青陵探究「大学の広報官になろう」を実施しました

「AIを活用した個別最適かつ協働的な学習体験デザイン」を専門とする情報教育学者の笹埜健斗氏が来校し、1年生全クラスに向けてオンラインで授業配信を行いました。今回のテーマは、総合的な探究の時間で取り組んでいる「大学調べ」の発表に向けた、情報の収集・整理・分析とプレゼン準備です。

授業は各ホームルーム教室にてオンラインで視聴しながら進行しました。生徒たちは、まず前回の活動をグループで振り返り、調べた大学の情報や考えたことを確認しました。笹埜氏からは、「今回の授業では、集めた情報をどう整理し、どのように伝えるかが重要です」との指示があり、生徒たちは真剣にプリントに目を通していました。

続いて、効果的な発表の技法として、「DESC法(※)」が紹介されました。笹埜氏による解説動画「DESC法とは?」「情報の整理・分析のポイント」の2本を視聴しながら、生徒たちは熱心にメモを取り、自分の調べ学習を発信する方法としてどう活用するかを学びました。

動画視聴後は、個人で調べた大学の情報をワークシートに基づいて整理・分析しました。これまで集めてきた情報に対して、自分の視点で意味づけを行う時間となりました。

さらに、グループでの情報共有の場面では、互いのワークシートを見せ合いながら、班ごとに大学の魅力や特徴を話し合い、「キャッチコピー」を考案しました。生徒たちは、大学の教育理念やアドミッションポリシーを踏まえながら、創意工夫を凝らした言葉を生み出していました。


※DESC法は、最初に事実を客観的に示し、次に自分の感情を一つのメッセージで伝え、続いて具体的な要望を一つだけ提示し、最後に応じた場合と応じない場合の結果を知らせて合意を促すコミュニケーション手法です。