1学期終業式

7月18日、1学期終業式がリモートで行われました。

式では校長先生が式辞を述べられ、「失敗」と「創造力」をキーワードに、これからの時代に求められる学びの姿勢についてお話がありました。

まず校長先生は、失敗をネガティブに捉えるのではなく、学びや成長の出発点として前向きに受け止めることの大切さを強調されました。実験の多くは失敗に終わるという話を例に挙げ、失敗の中にこそ多くの気づきや改善のヒントがあること、またそれを振り返りに活かすことで次へのステップにつながることを伝えられました。

次に、校長先生はこれからの時代に必要とされる力として「創造力」を挙げられました。かつては、与えられた問いに正確に答える能力が重視されていましたが、今は「正解のない問いに向き合い、自分の頭で考え抜く力」がより大切になっているとのことでした。

さらに、「失敗を避けてばかりでは創造的な力は育たない」とし、試行錯誤の中でこそ本当の理解や発見が生まれると語られました。失敗を恐れず挑戦を重ねることこそが、今後の社会で必要とされる人間力を育むのだと、力強く訴えかけられました。

最後に、スポーツの世界で活躍する選手の例にも触れ、世界で戦う人々もまた、数多くの失敗や困難を経験し、それを乗り越えて成長してきたことを紹介されました。

式を通して、生徒たちは「うまくいかないこと」も貴重な経験であり、未来につながる力になるのだというメッセージを受け取りました。この夏休みから、挑戦を恐れず、粘り強く学びに向かう姿勢を大切にしてほしいと思います。