倉敷ケーブルテレビの高校部活動応援番組「ブーカツ!」に、書道部が取り上げていただくことになり、9月27日(火)放課後書道教室で収録が行われました。
いろいろなゲームをし、それを得点化して、それまでに参加した団体と競う形式の企画で、書道部員としては普段使わない筋肉と能力で挑みました。
2年生部員は、当日朝から張り切っていて、小道具を持ち込んだり、掃除をいつになく細やかにしたりして待ち受け、こころ華やぐ楽しいひとときを過ごしました。
放送は10月7日(金)16:45~。
本校大会議室に掛かっている木堂の書額を、書道部員が取材しました。これは年末から年始にかけて予定されている木堂展(犬養木堂記念館)に向けての準備です。この展覧会は「高校生が語る木堂の書」という企画展で、高校生書道部員の目線で木堂作品の書風や内容を解説するものです。
作品の末尾には「大正癸丑孟冬 精思高等女学校の為に書す。」とあることから、本校の創立当時の校名なので、本校のために言葉を選んで書いてくれたことが判り、大正癸丑の干支で1913年と判り、そのことから木堂の年齢も判明するので、書の作品的価値と資料的価値の両面から展示品に予定されています。
木堂が、青陵生に贈ってくれているエールを、103年後の青陵生が解読して受け止め、ギャラリートークで紹介する趣向です。ご期待ください。
犬養木堂記念館(岡山市北区)で、木堂の書の解読と解釈・鑑賞をしました。
これは、年末から年始にかけて開催予定の「高校生が語る 犬養木堂の書」(仮称)という企画展の準備のためで、学芸員の方から木堂の生涯について学び、キャプション(書画作品に添えて展示される解説札)を作るときの注意事項を教えていただいた後、現物の作品に当たって解読作業をしました。
普段はガラスの向こうに見る作品と至近距離で対峙し、持参した崩し字の字典や漢和辞典を引きながら読みと意味を調べていき、更にはその筆の動きをたぐりながら鑑賞し考え、またとない時間を過ごしました。
普段培っている書道の能力に磨きをかけるだけでなく、漢文や現代文、あるいは歴史の知識も総動員しての取り組みです。
これから秋にかけて、それぞれ担当する作品についてよく咀嚼して、端的な解説文に仕上げることを目指します。
作業終了後、館長さんからアイスクリームのご褒美をいただいて、皆ご機嫌でした。
大きな筆で大きな紙に、新年の思いを一人一枚ずつ大書しました。
やり直し無しの、一回勝負。一人ずつ書くのを全員が見守っていて、書き終わると皆で作品を移動させ、新しい紙を広げる。そして次の一人が書く。静かでピンと張った心地よい時間が流れました。
大書した文字を紹介すると、
2年生6人は、成・超・伸・笑・破・尽。1年生の4人は、飛・康・空・清。
年末の部活中、世間話がひとしきり「今年の漢字」に及んだときのこと、「この前の『安』はいいけれど、何年か前の『偽』なんかは、いくらその年を象徴していても、書く文字としてはどうなんだろう。」と部員同士が話しているのが聞こえて、「高校生恐るべし!!」と思いました。それを考え併せて10人の選んできた文字を見ると、まさに十人十色の中に各自の籠めた深い思いが読み取れて、頼もしくなってきます。
思いと学びと書道の連動は始まっています。
今年も更なる展開を求めて精励します。
11月30日(月)の放課後、美術部と書道部で倉敷駅の地下ギャラリーの展示をしました。
美術部は、ガラス張りの展示壁面を大型水槽に見立てて、魚の泳ぐ水中に作品が展示されている構成を創出しました。
書道部は、今年の文化祭の作品で、1年生の合同作品の篆書の水族館と2年生の個人作品です。
場所は、駅前の地下通路の中にある市営のギャラリーです。12月と1月が青陵高校の担当で、新年には模様替えをする予定です。
展示が完成して、一歩離れて全体を見渡すと、ことによると校内に流れている空気を持って来たような気がしました。個々の作品はもちろんですが、全体から、発想の柔らかさや、自由に爽やかに楽しんでいる、青陵の気風のようなものまで見ていただけたらと思います。
完成記念に、「芸術らしい、面白いポーズ ! 」を要求したら、
「シェー」
とのことです。
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